当研究センター所属の客員研究員であり能楽師(重要無形文化財「能楽」保持者)・森澤勇司氏が著書『超訳 世阿弥 道を極める』を刊行しました。
日本の伝統芸能「能楽」の叡智を、現代ビジネスや生活に役立てるため、厳選された名言を現代語でお送ります。
『超訳 世阿弥 道を極める』
著者: 森澤勇司(編集)
発売日: 2024年7月19日
出版社: ディスカヴァー・クラシック文庫シリーズ
書籍の概要
「初心忘るべからず」という名言で知られる世阿弥。その言葉に秘められた深い思想を、能楽師として活躍する森澤勇司氏が現代人の視点で解釈し、ビジネスやリーダーシップに活かせる知恵として再構築しました。
リーダーシップ、発想力、目標達成、人材育成などのテーマを軸に、日常や仕事にすぐに役立つ具体的なアプローチが詰まった一冊です。
【能楽師・森澤勇司研究員】
当研究センター所属の能楽師・森澤勇司研究員は、1967年東京都生まれの能楽師(小鼓方)であり、重要無形文化財「能楽」の保持者です。テンプル大学在学中に能楽の世界に魅了され、国立能楽堂の三役養成に応募して修行を開始しました。その後、32歳で独立し、1500番以上の舞台に出演。明治天皇生誕150年奉納能や、映画『失楽園』、NHK大河ドラマ『秀吉』など、伝統芸能の枠を超えた幅広い活動を行っています。
森澤研究員は著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』を執筆し、能楽の伝統的な知恵を現代社会に活かす方法を提案しています。また、LINEスタンプ「能楽師・森澤勇司の楽しい能楽スタンプ」を制作し、若い世代にも能楽の魅力を伝えるための活動を精力的に行っています。
後進の育成にも力を注ぎ、世阿弥の『風姿花伝』を基に、技術だけでなく、能楽に込められた精神やエネルギーの伝承を重視した教育を行っています。能楽の道を選んだのは世襲ではなく、大学時代に見た夢がきっかけです。伝統芸能との偶然の出会いから、深い情熱をもってその道を進んでいます。
森澤勇司氏は、伝統芸能と現代教育の融合を目指し挑戦を続ける能楽師です。
Commenti