日本,アメリカ,中国の経済関係から目が離せない昨今ですが,これら3国の経済史を幅広く扱った教科書はあまり存在しません。
現代経済史は,現在の経済に直結するような極めて重要な歴史であるにもかかわらず,中学や高校ではあまり触れられない傾向があります。中学生や高校生,現役の大学生らにとっては「知らない歴史」であるにもかかわらず,教育者である大人にとっては「最近の経済事情」であるため、教育にミスマッチが生じているという問題意識から本書を刊行しました。
当研究所の水野勝之代表、楠本眞司元研究員、土居拓務研究員、本田知之研究員の連名にて執筆いたしました。
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なお、本書は経済史を専門にされていた楠本眞司元研究員の遺作でもあります。
本研究所の設立当初から研究員として多くの書籍・原稿を執筆され、たくさんの貢献を頂きました。突然のことで未だ驚きを隠せませんが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
楠本 眞司(くすもと しんじ)
明治大学商学部元兼任講師,同大学研究・知財戦略機構元客員研究員(経済教育研究センター所属),日本大学短期大学部元兼任講師。明治大学大学院政治経済学研究科経済学専攻博士後期課程修了。主な著書・論文に『日本経済の三〇年 産業循環の視点から』青山ライフ出版(2012年),「米国製薬業界の大型合併動向の意味するもの : 産業循環の視点から」,「医療と医薬品産業のイノベーション」などがある。
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